築42年の愛しい我が家
私が現在住んでいる自宅は、父が建てた築42年の木造住宅です。
そこに両親、私達夫婦&子供2人の6人で住んでいます。
外観こそ手直ししましたが、瓦屋根は現役。
南側に部屋が並び、その北側に廊下が伸びるというなんとも風変わりな2階建て家屋です。
以前は日当たりも抜群でしたが、目の前に家が建ってしまったので、今はほどほど。
でも、我が家を訪れるお客様は、「あったかいね~」と言ってくれます。
古いだけに、冬の寒さは少々難。
周囲に立ち並ぶ新築の家々は、高気密でいかにも温かそう。
子供達も、「○○ちゃんちは温かいんだよ~」と言うくらいですから。
一度、子供が生まれる前に建て直す話しをしたこともありました。
寒いんじゃ可哀想だし、年寄りにも便利なバリアフリーにしようかという話題。
あれやこれや夢は膨らみましたが、結局はバスルームに手を入れ、オール電化にして終了です。
なんとなく父の気の進まない様子が伝わってきたからです。
いまからローンを組むとなれば、当然父の出る幕はありません。
それが寂しかったのかな?
それとも愛着のある我が家を維持したかったのかな?
本人にも聞かず、本当のところは不明ですが、改築はしないことにしました。
子供達からも今のところは「忍者屋敷みたいだ!」と不満は感じられません。
家に手を入れるのは、お金の工面以上に大変な面があるのだと思いました。